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世の中には「◯◯な人はハゲやすい」という噂が数多く存在します。
その中の一つに「汗っかきはハゲやすい」という気になる噂も…
汗っかきの自覚がある方にとっては不安を煽るような説ですよね。
これからやってくる蒸し蒸しとした梅雨の季節に備えて、今回は頭の汗と薄毛の関係についてお話したいと思います。
最初に申し上げますが、「汗っかきはハゲやすい」の噂は嘘です。
汗をかきやすい体質が直接薄毛の原因になるというエビデンスは存在しませんし、汗をかくこと自体は薄毛を引き起こす要因にはなりません。
問題は、大量に汗をかいた後の間違った行動が薄毛を誘発したり、進行させたりする原因になるということです!
汗をかいた後のNG行為は、ずばり汗をそのまま放置することです。
長い時間、頭皮に放置された大量汗は次のような悪影響を及ぼします。
大量の汗をかいたままその状態を長い時間放置すると、頭皮で汗と皮脂が混ざり合い酸化し、雑菌が繁殖し頭皮環境を悪化させます。
人間の皮膚には肌のバリア機能を保つ役割を持つ「皮膚常在細菌」という複数の菌が存在しており、それぞれの菌がバランスを取り合うことで様々な外的刺激から肌を守っています。
ところが、大量の汗が長時間放置されると、皮膚常在細菌は汗や皮脂を餌にして繁殖し、その結果、保たれていた頭皮の菌のバランスが崩れ頭皮環境を悪化させるのです。
頭皮に生じる嫌な臭いやかゆみなどの症状は雑菌が繁殖しているサインで、さらに悪化すると毛穴の詰まりや炎症を引き起こし、抜け毛や薄毛の発症リスクを高めることに繋がります。
頭皮に放置された汗は、毛髪につけていたヘアワックスなどのスタイリング剤と混ざりやすいため、毛穴詰まりを引き起こします。
毛穴の詰まりは健康な毛髪が育つ環境を阻害し、薄毛や抜け毛を誘発するリスクを高めるのです。
発汗は人間の生理現象であり、体温調節や新陳代謝を良好に保つためにも欠かせない大切な機能です。汗をかくスポーツやサウナはむしろ血流を促すので、積極的に行うべきでしょう。
薄毛予防のために重要なのは、汗をかいた後にどのように対処するかということです。これからの汗の季節に備えて、正しい対策を知っておきましょう。
かいた汗をそのまま放置しないことが基本ですが、外出先となると洗い流すことは困難です。
そこで、あくまでの応急処置ですが、汗をかいたらこまめに拭くことを習慣化しましょう。
タオルやハンカチでも構いませんが、手軽に使えるウェットシートなどを携帯しておくこと頭皮の汗をスッキリ拭き取ることができるのでオススメです。
汗をかいた日は、帰宅後なるべく早くシャンプーで洗い流しましょう。
雑菌が繁殖する前に汗や皮脂を洗い流し、頭皮を清潔な状態に保つことが大切です。
洗い終わったあとは、自然乾燥ではなくドライヤーでしっかり頭皮まで乾かすことが雑菌を繁殖させないコツです。
夏場は汗や強い紫外線によって頭皮に炎症や湿疹が発生しやすい季節です。
いつものヘアケア商品から、炎症を抑える成分が含まれているケアシャンプーにシフトしてみるなど、ご自身にあったケアを取り入れてみましょう。
当院ではAGA・薄毛・抜け毛・髪のトータルケアを行っています。
初回診察・カウンセリングは無料で行っておりますので、薄毛治療に関する不安やお悩みなどお気軽にご相談ください。
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記事監修:神戸中央クリニック
より満足のいく発毛を実感してほしい…という想いから生まれた 神戸中央クリニックの「自分の髪を生やして育てる発毛再生治療!」ハーグ改良コースは、発毛と育毛を同時に行います。
院長馬場 幹治