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動物と同じように人間の抜け毛の量は季節によって変化します。
抜け毛が一番多いとされている季節が「秋」、そして次が「春」です。
当院でも、抜け毛のお悩み相談がとりわけ増えるのが春ですが、春の抜け毛は比較的成長しきった健全な毛髪が多いことから、季節の一時的な自然脱毛であるケースが多いようです。
1日100本程度の抜け毛でしたら、過剰に心配しなくてもよいでしょう。
しかし、中には注意の必要な例外があります。
今回は「春」に抜け毛が増える理由とその対策についてお話します。
春に抜け毛が増える主な原因は、気温の上昇です。
寒い冬の間、体温調節の役目を担っていた毛髪は、春の気温の上昇と共に、その役目を終えて抜け落ちます。
これは自然脱毛と考えられており、人間に残っている動物の本能のなごりです。
しかし、枕に付着した毛髪や、排水溝にたまった毛髪が明らかに増えていると感じるようでしたら、自然脱毛ではなくヘアサイクルの乱れが原因の抜け毛と疑った方がよいでしょう。
春はヘアサイクルが乱れやすく、通常の2倍の量の毛が抜ける人もいると言われています(個人差あり)。
では、春にヘアサイクルが乱れやすくなる要因は何なのでしょうか?
多くの人は春に新生活をスタートさせます。
生活環境が変わることで知らぬ間にプレッシャーやストレスを感じているものです。
ストレスはホルモンバランスや頭皮の血流を悪化させ、正常だったヘアサイクルを乱します。
また、春になって急激に増える花粉の影響や、紫外線量の増加、毎日の気温の寒暖差もヘアサイクルを乱す一要因と考えられています。
精神的にも身体的にもストレスが多い“春”という季節は、抜け毛が誘発されやすい過酷な季節であると言えるでしょう。
春の抜け毛対策は、心身にかかったストレスを取り除くことが基本となります。
まずは自分なりのリフレッシュ方法を見つけ、うまくストレスを発散させましょう。
オフタイムに好きなことに没頭することでリラックスすることも有効です。
そして、頭皮を守るための紫外線対策をしっかり行いましょう。
頭皮に日焼け止めは塗れませんので、内服タイプの日焼け止めを使用したり、帽子をかぶったり、日傘を利用したり、直射日光を避けたりといった対策を行うことで、頭皮ダメージを回避することができます。
また、乱れたヘアサイクルを整えるには、栄養バランスのとれた食事をしっかりと摂り、十分な睡眠時間を確保することも大切です。
一時的な季節の抜け毛だと放置してしまうと、ヘアサイクルが乱れたまま本格的な薄毛へと進行してしまうケースもありますので油断は禁物です。
少しでも不安を感じるような症状があるようでしたら、早めに専門の医療機関を受診しましょう。
当院ではAGA・薄毛・抜け毛・髪のトータルケアを行っています。
初回診察・カウンセリングは無料で行っておりますので、薄毛治療に関する不安やお悩みなどお気軽にご相談ください。
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記事監修:神戸中央クリニック
より満足のいく発毛を実感してほしい…という想いから生まれた 神戸中央クリニックの「自分の髪を生やして育てる発毛再生治療!」ハーグ改良コースは、発毛と育毛を同時に行います。
院長馬場 幹治