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年末年始は何かと飲酒の機会が増え、アルコール量が増えてしまいます。
コロナ禍のストレス解消法として飲酒量が以前よりも増えた、という方も実は多いのではないでしょうか。
さて、薄毛の原因は多岐にわたりますが、「遺伝」に並んで深い関わりを持つのが「生活習慣」です。
そして、生活習慣の中の一つである飲酒(アルコール)が薄毛を引き起こす原因の1つと言われています。
アルコールを摂取する習慣がある人とない人では、本当に薄毛の進行に差が出てくるものなのでしょうか?
今回はお酒と薄毛の関係についてお話します。
「お酒好きは禿げやすい」ということを聞いたことはありませんか?
実は研究者の中でもアルコールと薄毛の因果関係は、明確には解明されていません。
しかし現段階で、飲酒がもたらすいくつかの要因が薄毛に影響を及ぼすのではないかと考えられています。
アルコールが肝臓で分解される時に発生する有害物質アセトアルデヒドは、AGA(男性型脱毛症)の主な原因であるDHT (ジヒドロテストステロン)を増加させる働きを持っています。
通常は肝臓がアセトアルデヒドを無害な酢酸に分解してくれるのですが、アルコール量が多過ぎると分解しきれずに、体内を循環してしまいます。すると、体内を循環するアセトアルデヒドは薄毛を誘発するジヒドロテストステロンを増加させてしまうのです。
アルコールの分解時に発生する有害物質アセトアルデヒドは、睡眠にも悪影響を与えます。
飲酒は眠気を誘うので「寝酒をすれば眠れる」と誤解されがちですが、むしろ睡眠の質を低下させ、夜中に目が覚める、眠りが浅い、寝ても疲れがとれない、などの弊害をもたらします。
飲酒により睡眠の質が低下すれば、毛髪の成長に関わる成長ホルモンの分泌も悪くなり、薄毛を促進するリスクが高まってしまうのです。
肝臓には2つの働きがあります。アルコールを分解する働きと、タンパク質などを合成する働きです。
アルコールが適量を超えると、肝臓はアルコールの分解に追われ、タンパク質の合成が間に合わなくなります。その結果、主にタンパク質で構成されている毛髪の成長に悪影響を与えるのです。
アルコールを体内で分解する際に、多く消費されるのがアミノ酸とビタミン類です。アミノ酸とビタミン類は健康な毛髪の育成に必要な栄養素です。
アルコールの分解によって必要以上にアミノ酸とビタミン類が消費されることで、栄養素が毛髪まで行き届かなくなり、結果、毛髪の成長に悪影響を与えます。
生活習慣の中の一つである飲酒(アルコール)が薄毛を引き起こす要因であることは本当ですが、お酒をやめれば薄毛が改善されるわけではありませんし、お酒を飲む人が薄毛になるわけでもありません。
禁酒をすることがストレスになれば、逆にそのストレスが薄毛の原因になることもあります。
お酒を飲む上で大切なことは、「適量」です。
適量を楽しみながら、心身の健康を維持していくことが重要です。
当院では医学的根拠に基づいた薄毛治療を行っています。
AGA治療においては「脱毛抑止治療」「育毛治療」「発毛治療」「ホルモンバランス正常化」と総合的薄毛治療をご提供しています。
薄毛でお悩みの方は、ぜひ専門医のいる当院へ一度ご相談ください。
まずは無料カウンセリングでお待ちしております。
記事監修:神戸中央クリニック
より満足のいく発毛を実感してほしい…という想いから生まれた 神戸中央クリニックの「自分の髪を生やして育てる発毛再生治療!」ハーグ改良コースは、発毛と育毛を同時に行います。
院長馬場 幹治